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図面や建築について
住宅改修の申請で図面の役割は、介護保険でその工事がなぜ必要であるかをお部屋の構造上で説明をするためにあります。
移動の動線上つかまるところがない、段差がある、和式便器である、開き戸である、等の問題点を、図面を使うことで利用者の自宅の構造上の困難な点を市役所にわかりやすく説明できます。
それを踏まえて、図面に反映させたいこととしては、動線はどこからどこまでか(部屋名をかく)、どこに段差があるのか(段差の明記をする)、便器の種類はなにか(和式便器の図をいれる)、扉はどこにあって種類はなにか(開き戸や引き戸、引き違い戸などを正確に記入)
などです。
その他建築的なポイントとしては、その部屋の広さ、北を上にすること、尺寸法かメーターモジュールかそれぞれの寸法を記入すること、そのほかの設備等も記入することがあります。
ちなみに 1尺は約303ミリ 3尺は約910ミリ (柱から柱は基本3尺から)
畳1枚を0,5坪 910×1820(3尺×6尺・・・よくサブロクといってます)
1坪は畳2枚分 1820×1820
6畳とは畳6枚分なので2730×3640で坪数は3坪
8畳とは畳8枚分なので3640×3640で坪数は4坪
(この畳のサイズは一般的なサイズで京畳などはそのサイズとは限りません。)
この長さは柱から柱の距離なので部屋の内寸は壁があるため若干狭くなります。
この尺を使った方法とメーターモジュールといって1000ミリ間隔で柱がある場合があります。
柱や筋交いといった日本昔からの工法を在来工法といいます。
455ピッチで柱が入り、その柱に合板が打ち付けたパネルの組み合わせで家を建てる工法をツーバイフォーといいます。
(在来工法だと筋交いが入っていない壁は抜くことができます。大がかりなリフォームも検討できますが、ツーバイフォーだと壁自体が体力壁(重要な壁)なので壁を抜くことができません。)
その他、軽量鉄鋼や重量鉄鋼、鉄筋コンクリート(RC)などもあります。昔は3階建て以上は鉄骨造や鉄筋コンクリートの建物しか立てれませんでしたが、最近は技術によって木造でも耐震が保てるようになり、木造でも3階建てがあります。
それを踏まえると昔の建物で3階建ての住宅は壁をつくるためだけの木下地かそもそも木下地がない場合があります。鉄筋コンクリートに石膏ボードをGLボンドというもので直接貼り付ける場合がありますが、この場合の住宅改修の手すりは一番気を付けた方がいいかもしれません(つけれないかもということ)
お風呂の手すりについても説明しておきます。
昔のお風呂でよくあるのがタイルです。タイルの壁に手すりは一見取付できないように思いますが、タイルの下地はラスモルタル+木ずりだったり、ブロックだったりするので樹脂プラグを使えば取付可能です。
ユニットバスは壁の種類がいろいろありますが、鋼板入りのものであれば後付けUB用ものを使えば取付可能です。別の部品が必要となってくるケースが鋼板が入っていない壁、ユニットバスだがタイルの壁などです。専用のアンカー等を使いましょう。