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介護ロボットを活用した転倒パターンの把握及び転倒要因解析のための観察研究

・株式会社エクサウィザーズは、AIを利活用した介護・福祉用具関連サービスの開発、販売事業を展開する子会社の株式会社エクサホームケアが、神奈川県藤沢市と共同で実施した、歩行分析AIサービスの実証事業の結果を発表。
・実証事業は2022年8月1日から10月31日まで、市内の15事業所で実施、ICTツール「CareWiz トルト」を活用し、被介護者である利用者の歩行状態をAIで分析したうえで点数化し、分析結果のレポートを提供した。
・実証に参加した介護サービス事業所等を対象にしたアンケート調査により、73%の事業所においてサービス利用者の運動意欲の向上といった効果が認められ、デジタル活用によるスタッフ間連携で月500分もの業務短縮を実現した事業所もあったとした。
・その一方、3分の2の事業所が業務改善への効果について「どちらともいえない」との回答をした。原因として同社では、ケアマネジャーをはじめ介護関係者の多くがレポートなどの情報を受け取る個人別メールアドレスを持っていない、持っていても日常的なコミュニケーションツールとして活用していないことが背景にあるとしている。