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カテゴリー別アーカイブ: 日記

単身高齢者や障害者など住まいの確保に公営住宅の空き部屋を有効活用

・厚生労働省などは21日、単身高齢者や障害者など住まいの確保が困難な「住宅確保要配慮者」の支援拡充に向け、公営住宅の空き部屋などを有効活用案からなる素案をまとめた。
・国交省、厚生労働省、法務省が共同で検討会を開催、単身高齢者らの入居支援や見守りなどを行う「居住支援法人」の役割を高め、地方自治体が保有する公営住宅を居住支援法人に貸し出して入居希望者にサブリースする仕組みを整えるとした。
・また今後、「住所セーフティネット制度」の拡充に向けた法改正を検討するとしている。

難病ケアマネジメントをテーマとしたセミナー開催。法定研修化を受けて

・厚生労働行政推進調査事業費補助金事業の「難病患者の支援体制に関する研究班」は、2024年度から介護支援専門員の法定研修に導入される「難病ケアマネジメント」について、10月17日にオンラインでセミナーを開催するとした。
・「難病ケアマメジメント」は、希少性疾患である難病に対して介護保険だけでなく、障害制度や家族支援など多くの制度を横断することとなり、高度で複雑なケアプラン作成やチームケアマネジメントが必要となる。
・今回のセミナーは、「難病ケアマネジメント元年・ケアマネジャーと多職種の連携」と題して、難病ケアマネジメントの意義についての講演や、これまでの事例などを家族、ケアマネジャー、地域連携の立場から議論するシンポジウムが予定されている。

Wi-Fi 電波を使った見守りシステム「Care Sense」が発売開始

・セキュアリンク株式会社は、Wi-FiセンシングとAIを駆使した見守りシステム「Care Sense」を、9月18日より発売開始したと発表。
・Wi-FiセンシングはWi-Fiをセンサー代わりに利用する技術で、セキュリティ・見守り・スマートホームに活用できるとして注目されている。死角が少なく、Wi-Fi電波が届く場所なら、物陰や扉の向こうでも動きを検知することが出来るのが特徴。
・同社はこれに独自のAI技術を組み合わせ、Wi-Fiの変化を解析する。ベッド脇に設置すれば、呼吸による胸の上下を検知し、就寝中の睡眠の状態を把握することも出来るとしている。
・価格は1部屋あたり1,980円からとなっている。

介護施設・事業所の管理者の「常駐」についてテレワークを可能とする通知

・厚生労働省は5日に介護保険最新情報を発出。介護施設・事業所の管理者の「常駐」について、介護施設・事業所を管理するうえで支障が生じない範囲内で、という条件付きで「テレワークを行うことが可能」とした。
・今までは管理者の常駐に関する決まりは運営基準には示されていなかったこともあり、今回の通知では運営基準上定められた管理者の責務に支障が出ずまた、従業者や関係者とテレワークを円滑に行えるよう関係を築いておくことなど、具体的な条件を提示した。
・今回のテレワークに関する通知の背景には、デジタル臨時行政調査会が昨年6月に提示した「デジタル原則に照らした規制の一括見直しプラン」があり、それに則ったものとなっている。

医療・介護のサービス提供事業者の「空きスケジュール」を共有

・株式会社ゼストは、同社が開発した在宅医療・介護のスケジュール調整を自動化する「ZEST」の『空きスケジュール共有』の特許を取得したと発表。
・「ZEST」は、複数の異なる在宅医療・介護のサービス提供事業者に所属する従事者の技能がわかる形で、従事者別ないし技能別の「空きスケジュール」を提供する技術で、利用者の対応可否確認やサービス担当者会議の設定など、様々な場面で発生するスケジュールが関連する調整事項において、スムーズなやりとりが可能となるとしている。
・特許登録日は2023年7月26日で特許番号は特許第7320236号。今後も強固な特許ポートフォリオを構築して、当社だけにしか提供できない独占領域を拡大し、事業の成長を最大化するとしている。

視覚障がい者のための歩行アシストAIカメラ「seeker(シーカー)」の実証実験

・株式会社マリスcreative designは、国立大学法人九州工業大学の和田親宗研究室などとともに、山梨県全域を対象にした実証実験を全面的にサポートする「第4期RY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」において、視覚障がい者のための歩行アシストAIカメラ「seeker」製品化のための実証実験を山梨県内横断歩道にて実施すると発表。
・「seeker」は、メガネ型の装置に取り付けたカメラとセンサーで取り込んだ情報を、エッジコンピューティングAIを使って処理し、危険な状況を検知すると使用者に振動で危険を知らせるもの。
・同社では今後、今回の山梨県における実証実験を踏まえ、歩行アシストAIカメラ「seeker」の製品化を進めていくとしている。

アルツハイマー病新薬「レカネマブ」、国内製造販売に承認を認める判断

・厚生労働省の薬事・食品衛生審議会(医薬品第一部会)が21日に非公開で開催され、日本の「エーザイ」とアメリカの「バイオジェン」が共同で開発した、アルツハイマー病新薬「レカネマブ」について、製造販売承認を了承した。
・厚生労働省ではこの承認を受けて、今後の手続き後に承認する方針となっている。
・「レカネバブ」は注射による投薬で、脳に溜まったタンパク質「アミロイドβ」を取り除く効果があり、これにより認知機能の低下するスピードを遅らせることが可能とされている。
・対象は早期のアルツハイマー病となり、病気の進行を2~3年遅らせることが可能とされているが、既に症状が進んでいる場合には効果が非常に薄いとされている。

介護食「バランス献立 スプーンで食べるおもち」を発売

・アサヒグループ食品株式会社は、『バランス献立 スプーンで食べるおもち』『バランス献立 スプーンで食べるおもち よもぎ』を9月4日から全国で発売すると発表。
・餅の特性である伸びや付着性を抑えたなめらかでべたつかない餅風のやわらか食となっており、かむ力や飲み込む力が弱い高齢者でも食べやすいかたさに仕上げており、餅が伸びないのでスプーンですくって食べることが可能としている。
・近年は在宅介護高齢者が増加していることに伴い介護食のニーズが高まっており、同社の調べでは、餅は「介護が必要になる前に食べていた食材の中で食べることが難しくなった食材」のトップ、さらに「被介護者に餅を食べさせてあげたい」と思う介護者は84.1%いることから開発を進めたとしている。

高齢者の電動車いすでの事故多発

高齢者が電動車いすを使用した際の事故が多発しています。電動車いすは高齢者が使用する他の製品よりも死亡事故の割合が高く、不注意や運転操作の誤りが重大な事故に直結するおそれがあります。電動車いすの事故は脱輪による踏切での立ち往生や、坂道でバランスを崩したことによる転倒・転落などにより起こっています。

ビジネスケアラー向け介護サービス検索『ライフサポートナビ』、マイページ機能リリース

株式会社リクシスは、介護サービス検索サイト「ライフサポートナビ」のマイページ機能を2023年8月8日に正式リリース。
・「ライフサポートナビ」は、ビジネスケアラーの方にとって必要な情報がワンストップでみつかる情報サイトで、公的介護保険だけでなく、自費の介護・生活支援サービスを含む検索ができる機能や、介護の基礎知識やフレイル対策などに関する記事、先輩ビジネスケアラー経験談などのコンテンツも提供している。
・今回のマイページ機能リリースにより、上記に加えて介護・生活支援サービスのお気に入り登録や「全国ビジネスケアラー会議」アーカイブ動画の視聴が可能となる。
・マイページ機能利用には無料会員登録が必要。