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月別アーカイブ: 2023年7月

AIケアプラン作成支援システムSOIN、ChatGPTと連携して多面的な支援を実現

・株式会社シーディーアイは、AIケアマネジメント支援ツールSOINをバージョンアップし、「生成系AIを活用した支援内容提案AIの拡張」と「適切なケアマネジメント手法への対応強化」を実施。
・今回のバージョンアップでは新たに、生成系AIの代表的製品である「ChatGPT」と連携することで、多くの情報量と多面的な視点の支援内容提案が可能となった。
・基本情報、疾患情報、状態(視力・張力・麻痺など)情報などを入力すると、入力された情報を元に、該当する利用者の支援方法を提案。適切なケアマネジメント手法の基本ケア、疾患ケアからの支援項目も強化された。
・SOINはWEBサービスのため、バージョンアップは自動で行われ、ソフトのインストールなども必要なく使用できる。

最先端電動キックボードを活用した次世代型訪問看護サービスを提供

・PST株式会社は、神奈川県で訪問看護サービスを展開する株式会社FlexibleCreationと合弁会社“UIX株式会社”を設立、AI・IT技術と、FC社の訪問看護サービスのこれまでの知見を用いた次世代型訪問看護サービスを提供するために、2023年7月1日から横浜市磯子区に「そふと訪問看護ステーション」を開業。
・最大の特徴は最先端電動キックボード(セグウェイジャパン株式会社製IoT搭載モデル)およびバーチャルナースステーションを活用した直行直帰システムを導入。搭載IoTにより看護師の走行ルートや速度制限を管理でき、安全かつ直行直帰など効率的なオペレーションを可能としたこと。
・訪問看護ステーションとして全国初の移動手段としての導入で、訪問看護サービスの地域インフラ化を目指すとしている。

健康予測(疾病発症予測)シミュレーションを提供開始

・株式会社バリューHRは、提供サービスの「健診結果管理システム」に、健康診断結果に基づいた疾病発症予測機能を追加し、2023年8月1日より健康予測(疾病発症予測)シミュレーションの提供を開始すると発表。
・今回新たに追加した疾病発症予測機能は、東京海上ホールディングス株式会社およびそのグループ各社が共同で開発、国立大学法人弘前大学の監修・指導を受け、健康診断結果に基づいた疾病(糖尿病・高血圧・虚血性心疾患・脳血管疾患)の発症リスクを予測できるサービス。
・同社では、本サービスを通じて、ユーザーの生活習慣の行動変容を促し、健康状態を改善に導くことができるとしている。

マイナンバー法が参議院本会議で可決、2024年秋に健康保険証をマイナンバーカードと一本化へ

・6月2日の参議院本会議で、マイナンバー法などの改正法が賛成多数で可決、成立、2024年秋に現行の健康保険証を廃止してマイナンバーカードとの一本化が決定した。
・現行の健康保険証の廃止後は経過措置として、現行の健康保険証を最長で1年間有効とすることも決まった。
・高齢者や障害当事者等、自身でのマイナンバーカードの受け取りが困難なケースもあることから、各保険者が「資格確認書」を発行すると同時に、介護施設担当者やケアマネジャー等が代理で受け取ることなども認めていくとして、介護現場に高齢者の申請の補助などの協力を呼びかけていくとしている。
・マイナンバー法案は、効率的な情報の管理、利用及び迅速な情報の授受・手続きの簡素化などを目的に政府が推し進めているもので、健康保険証の一体化の他に、自動車の保管場所の証明申請や国家資格の更新がオンラインで可能になるメリットがある一方、電子処理に係るトラブルも相次いでおり、システムの改修も進められている。

吉野家の介護食商品「きざみ牛丼の具」と「やわらか牛丼の具」を日本調剤の一部店舗で発売

・日本調剤株式会社と株式会社吉野家は、咀嚼・嚥下機能が低下した方や高齢者等、介護が必要な方に向けて、6月1日から日本調剤の11店舗と日本調剤オンラインストアで、吉野家の介護食に適した「吉野家のやさしいごはん」の内、レトルト商品2種「きざみ牛丼の具」と「やわらか牛丼の具」の販売を開始したと発表。
・全国で牛丼チェーンを展開している株式会社吉野家が開発したもので、それまで冷凍食品で販売してきたものを2017年より常温食品として販売している。
・また、日本介護食品協議会が制定したUDF(ユニバーサルデザインフード)自主規格に適合し、歯茎でつぶせる「やわらか牛丼の具」と舌でつぶせる「きざみ牛丼の具」の2種類を展開。
・日本調剤株式会社では販売促進のため、本調剤の700店舗以上の店舗内モニターで「きざみ牛丼の具」と「やわらか牛丼の具」に関する動画を配信していくとしている。

長時間過ごしやすい電動リフトアップチェア「Lifmia(リフミア)」を開発

・パラマウントベッド株式会社は6月1日、電動リフトアップチェア「Lifmia(リフミア)」を発売すると発表。
・電動リフトアップチェアは座面を上下させて立ち座りをサポートする福祉用具で、介護ベッドから離れた後、リビングなどで長い時間過ごせる製品を目指して「Lifmia(リフミア)」を開発したとしている。
・背もたれは、よりかかりやすいように後方に傾斜(115°)させ、腕が動かしやすいように肩甲骨の下までの高さに設計。座面は後傾(12°)させて、臀部がずれにくく姿勢が安定しやすい構造となっている。
・また、アームレスト下部にあるスイッチを握ると、座面が40.5㎝から56㎝まで上昇し、自力での立ち座りをサポート。上昇した時の座面はほぼ水平で、滑り落ちも予防するとしている。
・価格はオープン価格となっている。

移乗サポートロボットの株式会社FUJI、愛知県武豊町と健康見守りシステムの実証試験を開始

・株式会社FUJIは、愛知県武豊町と連携し、武豊町内に住む独居高齢者を対象とした生活行動の見守り、迷い人の可能性検知の効果測定を目的とする実証試験を2023年6月から開始すると発表。
・今回の実証試験は、2022年度「ガバメントピッチ」にて地域・社会課題の発掘と解決に向けたマッチングの結果実現したもので、自宅内での生活行動をデータ化することで、高齢者本人や、そのご家族でも気付くことが難しい小さな変化を捉えることが可能な「健康見守りシステム」を約20名の参加者規模で、約4ヶ月間実施する。
・株式会社FUJIは移乗サポートロボットHugを販売しており、同社ではこれに続く介護・ヘルスケア向け製品として、自宅で暮らす独居高齢者向けの健康見守りシステムの開発を進めている。

福祉用具のはぁとる、11年目に入りました!

これからもお付き合いのほど、どうぞよろしくお願い致します。